クリスマス (Christmas)
アメリカで、クリスマスはどのようにお祝いされているでしょう。
皆さんにおなじみのサンタクロースについては、詳しくご存知でしょうか。
12月25日、クリスマスはキリストの誕生を祝う日です。
24日の夜はクリスマス・イブと呼ばれ、礼拝や祝会が行われます。
クリスマスは、日本のお正月やお盆と同様、多くの人が生まれ故郷に戻り、家族と共に
過ごします。
店もお休みになってしまうので、必要なものは前もって買っておかないと、大変なことに
なります。
日本と違って、お正月を大々的に祝う習慣はないので、クリスマス・シーズンと呼ばれる
期間がもっと長いです。
25日が終わっても、それ〜っと急いでクリスマス・ツリーを片付けなくても良いのです。
年が明けてから飾ったままでも、問題ありません。
プレゼントについて
プレゼント交換も、家族の絆を深める役割があります。
家族みんなが、それぞれプレゼントを交換し合うことが多いです。
1つ1つは高価なものでなくても、1人につき2,3個はプレゼントすることもあります。
開けた時にみんなが笑っちゃうような、な〜んちゃってプレゼントもこっそり混ぜておくと
ウケますね。
プレゼントの数はそれこそ山のようになります。ずっと前から、買い物リストを作り、
それぞれの好みに合ったプレゼントを探すのは、楽しくもあり大変な仕事でもあります。
これをきれいに包装して、数日前からクリスマス・ツリーの周りに置きます。
何しろ数が多いので、どれが何だかわからなくなってしまいます。
そうならないよう、包み紙の表面に To 〜, From 〜 のシールも貼っておきます。
アメリカ人のプレゼントの開け方は、日本人とは大違い。
包装紙をリサイクルしようなんて思う人は、少ないのでしょうか・・・
ビリビリッと豪快に包み紙を破って、もう待てないよ〜、早く中が見たいよ〜、という気持ちを
表すのが、アメリカ式らしいです。。。これが、ある意味では礼儀となっているようです。
大量のプレゼントを買い集めるのは一苦労ですが、みんなが自分に何を選んでくれたのだろうと
ワクワクしながら開ける時は、本当にうれしいものです。
サンタクロースについて
子供たちが大好きな Santa Claus の由来には、諸説ありますが、4世紀に実在した、
カトリック教会の司教、「聖ニコラウス」 が起源だという説が一般的です。
それに北欧の神話などがミックスされて、語り継がれているようです。
サンタのトレードマークとなっている赤い服は、元々はカトリック教会の祭服の色に由来して
います。
そして、コカコーラ社が宣伝用に赤い服のサンタの絵を使ったところ、それが大好評だったため
世界中にサンタ=赤い服というイメージが、定着したのだそうです。
サンタクロースは、空飛ぶソリ (sleigh スレイ) に乗ってやってきます。
日本でもポピュラーな 「赤鼻のトナカイ (Rudolph The Red-Nosed Reindeer)」 の歌で
おなじみの、ルドルフという名のトナカイ (reindeer レインディア) が、ソリの先頭を走ると
されています。
欧米の子供たちは、24日の夜はサンタさんのために、手作りクッキーとミルクやココアを、
手紙と共に置いておきます。お礼の気持ちをこめて・・・
だから、サンタさんは太ってしまうのでしょうね。
家の子供たちが大好きだった 『さむがりやのサンタ』 の絵本の中では、置いてあるジュースを
見たサンタが、もう飽き飽きとした様子です。
ところが、ある家には 「パパがごじゆうにどうぞって」 という手紙と共に、ブランデーが置いて
ありました。「これでなくっちゃ!」 と、サンタが大喜びする場面がありましたっけ。
いかにもサンタさんが来たように見せかけるため、食べかけのクッキー、飲みかけのミルクを
置いておいたのも、子供たちが幼かった頃の、良い思い出です。
あなたの家には、まだサンタさんがやって来ますか?
クリスマスの表記について
「クリスマス」 の正式な英語の表記は、Christmas 。
つまり、Christ の mas ・・・キリストのミサを表します。
これを省略して、Xmas と書くことがあるのは、ご存知ですね。X-mas もOKです。
けれども、X'mas と書くのは間違いです。
某有名英会話スクールが、数年前にテレビCMで X'mas とやっちゃって、非難ゴウゴウ
だったそう。。。
最近は、間違いだということが認識されてきていますが、それでもまだ、このような表示を
よく見かけます。
Xmas の X は、これ自体で 「キリスト」 を意味します。
キリストをギリシャ語で綴った時の、最初の文字が X だからです。
また、「クロス」 つまり 「十字架」 を表す印でもあります。
ですから、省略記号 ' をつけるのは、大間違い!
キリスト教文化と、その背景をきちんと理解しないで、クリスマスには単にお祭り騒ぎをして
いる、日本人らしい間違いですね。
★ 贈ると喜ばれそうな、ステキなクリスマス e-card 【1】 【2】 【3】
★ 友達や家族の写真を使って、クリスマスバージョンの楽しい合成写真の動画が
作れるサイト ElfYourself これはウケます!
無料ですのでご自由にお使いください。あなたの大切な方へどうぞ。