夏時間 (Daylight Saving Time)
アメリカでは1年に2度、一斉に時計の針を進めたり戻したりしなければなりません。
夏時間というと、サマータイム summer time と訳してしまう方がいらっしゃいますが
残念ながらアメリカ人はこのようには言いません。
daylight saving time が正解です。
直訳すれば、「日光節約 (活用) 時間」 ですね。
この夏時間の制度は、アメリカのほとんどの州で採用されています。
太陽の出ている時間帯を有効に利用するのが目的です。
3月の第2日曜日、午前2時 から、11月の第1日曜日、午前2時 まで行われます。
2017年は、3月12日と11月5日に時計の針を直さなくてはなりません。
かつては 4月の第1日曜日、午前2時 に始まり、10月の最終日曜日、午前2時 に
終わることになっていました。
2007年よりさらなる省エネを狙って、以前より早く開始、遅く終了に変更になりました。
3月や11月に 「夏時間」 と言うのも変ですので、「デイライトセイビングタイム」 と
そのまま覚えた方が良さそうです。
きっと忘れる人もいて、色々と混乱があることでしょう。
身体もちょっと、おかしくなってしまうかもしれませんね。
覚え方は、
"Spring forward, fall back." 「前に跳ねて、後ろに転ぶ。」
spring (春、跳ねる) と fall (秋、転ぶ) が掛詞になっているのがおもしろいですね。
春は時計を1時間進ませ、秋は遅らせます。
日本でも採用されそうになったことがありますが、定着せずにボツになりました・・・