英語 vs 米語
「英語の7つ星レストラン 」 のシェフはアメリカ人です。
そこでメルマガでは主に、イギリス英語ではなく、アメリカ英語をご紹介しています。
イギリスとアメリカでは、同じ単語なのに、全然違う意味で使われているものがあります。
恥をかかないよう、違いをしっかり覚えておきましょう。
これは、もし間違えたら確実に友達をなくしますね・・・◆ homely 家庭的な ブス、ダサい
ここぞという時に、消しゴム出してきてどうする!◆ rubber 消しゴム コンドーム
bomb (バム b は発音しません) は、元々 「爆弾」 のことです。◆ bomb 大ヒット作 大失敗作
"That movie was the bomb." と誰かが言った時、イギリス人とアメリカ人は、
正反対のことを考えるわけです。
ただし、bad がアメリカのスラングで正反対の 「かっこいい」 を表すように、
the bomb もスラングですと、アメリカでも 「最高」 という意味になります。
かなりややこしい・・・
table a motion と書いてあったら、イギリスでは、「動議を会議にかける」、◆ table (動詞) 議題として話し合う 棚上げにする
アメリカでは、「動議を棚上げにする、見送る」 という、全く違った意味になって
しまいます。
英字新聞を読む時も、どちらの国で書かれた記事か確認しないと、誤解を招きそうです。
イギリスでは、ドアを knock して wake up → 「たたき起こす」 という感じです。◆ knock up 人を起こす、目覚めさせる 妊娠させる
けれどもアメリカでは knock 〜 up は、「〜を妊娠させる」 というイケナイ俗語です。
「朝8時に私を起こしてください。」 と言ったつもりが、
「朝8時に、はらませて〜ん・・・」 なんて誤解されたら大変!!
イギリスの教育システムは、実に多種多様。◆ public school パブリック・スクール 公立学校
地域によっても、カリキュラムがずい分違うようです。
主に上流家庭の師弟が通う、中高一貫の名門私立学校は、パブリック・スクール と
呼ばれ、そのほとんどは全寮制です。
以前は教育というと、限られた上流階級で、おかかえの家庭教師によって行われる
ものでした。
それが学校が作られたことによって、お金さえ払えば、誰でも公平に受けられるように
なったのが、「パブリック」 と呼ばれる理由です。
誰でも・・・と言っても、授業料は昔からものすごく高額ですけどね。
中世からの伝統があり、格式高いパブリック・スクールでは、将来エリートとして
リーダーシップを発揮するための、厳しい教育が行われます。
ウィリアム王子とヘンリー王子も通っていた 「イートン」 や、
英国最古のパブリック・スクールである 「ウィンチェスター」 などは、皆さんも耳に
したことがあるのでは?
一方アメリカでは、普通の公立学校のことを public school と呼びます。
私立学校は、private school です。
(イギリスの公立学校は、state school 、
普通の私立学校は、independent school と呼ばれます。)
まだまだあります!!!
「サブウェイ」 と言ってもサンドイッチじゃありませんよ。◆ 地下鉄 tube subway
2004年、「営団地下鉄」 が 「東京メトロ」 に変わりましたが、metro はフランス語です。
シンボルマークも、英語の 「S」 から、フランス語の 「M」 に変わりました。
ファストフードの店でよく食べるフライドポテトは、和製英語ですので、◆ フライドポテト chips French fries
海外でオーダーする時は注意してください。
アメリカでは fries と省略してもOK。
アメリカがイラクに戦争を仕掛けた時、反対したフランスに抵抗して、French fries
ではなく Freedom fries と呼ぶ店もあります。
良かった・・・アメリカではそのまま使えます。イギリスでは上に書いたように、◆ ポテトチップス crisps potato chips
chips ですとフライドポテトのこと。
パリッとクリスピーなので crisps と呼ぶのでしょうね。
lift も elevate も 「持ち上げる」 という意味です。◆ エレベーター lift elevator
地面に接している階なので、イギリスではこう呼びます。◆ 1階 ground floor first floor
おいおい・・・何でやねん、イギリス人・・・ ( ̄口 ̄;;◆ 2階 first floor second floor
この後、3階は second floor、4階は third floor と続くのです。
アメリカ人との待ち合わせで、なかなか会えない人、続出?