その英語、ヘンですよ
先日、インターナショナル・スクールに通っている日本人の子が話すのを聞いていたら、
「〜に予約を作りたいんですけど・・・」 なんて言っていました。
これは、「予約する」 を英語では make a reservation と言うため、
日本語に直訳して 「make=作る」 と思い込んでしまったのですね。
日本人が英語で話す時にも、これと逆のことをしてしまいがちです。
◆ トイレをお借りしてもよろしいでしょうか。 → May I borrow the toilet?
「〜しても良いですか」 に "May I 〜?" を使ったのは、なかなかですが、
ちょっと残念でした。
確かに 「借りる」 というと、 borrow (無料で借りる) や rent (お金を払って借りる) が
まず頭に浮かぶかもしれませんね。
けれどもこれですと、トイレをどこか別の所に持っていってしまうように聞こえます。
また、「トイレ」 は英語だから、toilet にすればOKね、とは思わないでください。
toilet はアメリカでは普通 「便器」 そのもののことです。 (ヨーロッパでは事情が違います。)
日本語で 「便器を借りてもいい?」 と聞く人はいませんよね。 (~_~)
正しい言い方は、May I use the bathroom? です。
お風呂、洗面台、トイレが3点セットで1つの部屋にある場合が多いので、
トイレに行きたい時にも bathroom と言うのが自然です。
あら、この人お風呂に入りたいのかしら、とは誰も思いませ〜ん!
公共施設のトイレは、restroom、lavatory、men's room、ladies' room などと
呼びますが、やはり習慣的に bathroom と言ってしまう人も多いです。
◆ タクシー料金はおいくらですか。 → What is the price of the taxi?
・・・なんて運転手さんに聞くと、きっとびっくりされちゃいます。
このお客さん、一体どうして俺の車の値段を知りたいんだ?と悩むかも・・・
タクシーの車両を買いたいわけではないので、こういう場合は
What is the taxi fare? または、How much is it? と、簡単に言いましょう。
fare (フェア) 「乗車料金」 は、電車、バス、車、飛行機、船など、乗り物全般に
使います。
アメリカでは、タクシーの運転手にもチップを渡す習慣があります。
レストランなどと同じく、15%ほどが相場。暗算がちょっと大変です。。。