英語の回文
回文は英語で palindrome と言い、言葉遊びの一つとして色々工夫されています。
いくつかご紹介しましょう。
英語の回文は 「音」 だけではイメージしづらく、実際に書いてみないとできないので、
日本語の回文より作るのがむずかしいだろうな、と思います。
ちゃんと後ろから読んでみて、製作者の苦労をしのびましょう。
多分一番有名で、皆さんもどこかで聞いたことがあるだろうと思われるのが、
◆ Madam, I'm Adam. 「お嬢様、私はアダムです。」
一説には、エデンの園でアダムがイヴに向かって言った、最初の言葉とか・・・
「エデンの園」 ネタをもう一つ。和訳の口調がグッとお下品になっていますが、ご勘弁を。
◆ Eve damned Eden, mad Eve!
「イヴのやつ、エデンをめちゃくちゃにしやがったな。いかれたイヴめ!」
damn は、「破滅させる」 「呪う」 という意味ですが、口語でよく "Damn it!" や
"God damn it!" と使われます。
映画にも頻繁に出てきますね。日本語に訳すと 「畜生!」 というのがピッタリ。
汚い言葉とされていますが、結構使っている人が多いです。婉曲的に、代わりに darn を
使うこともあります。
知っておいた方が良いですが、やたらと使わないようにしましょう。
◆ No lemon no melon 「レモンもないし、メロンもない。」
困った果物屋ですね・・・
◆ Do geese see God? 「ガチョウは神を見るだろうか?」
さあて、どうでしょうねぇ。
◆ ET saw a sign in Rome, 'Morning is a waste.'
「 ET はローマで看板を見た。 『朝は無駄じゃ。』」
何のこっちゃ・・・でも、座布団3枚!