アメリカ人の耳かき事情
アメリカ人は、どのように耳のお掃除をしているのでしょう。
我が家の子供たち、今はアメリカの大学に通学中なのですが、
たまに会うと必ず、「耳かきしてくれる?」 とリクエストしてきます。
そして、うっとりと恍惚状態となり、
「お願い、もっとして〜ぇ!」 と、もういい年なのに、この時ばかりは甘えてきます。
家ではごく普通の形の耳かきを使っていますが、
アメリカには、日本のようなタイプの 「耳かき」 earpick は見かけません。
アメリカ人が何を使っているかと言うと、「綿棒」 cotton swab です。
普通は、Q-tip (キューティップ) という商品名で呼ぶことが多いです。
これは、「セロテープ」 を商品名で Scotch tape と呼ぶのと同じ位、
当たり前のことのようです。
日本で売られている綿棒に比べ、この Q-tip はどうも頼りなく思えます。
コットン部分の巻きがしっかりしていなくて、すぐに形が崩れてしまうのです。
日本では約80%が、ポロッと取れる乾性タイプの耳垢の持ち主であるのに対し
アメリカ人の耳垢 earwax は、オレンジ色で湿性のネバネバタイプがほとんど・・・
それを綿棒で絡めるようにして取るので、ふんわりしていた方が取りやすいのでしょうか。
アメリカに長期滞在する時には、日本の耳かきを持っていくことをお忘れなく!
ただし、日系のスーパーなどでは、耳かきを置く店が増えてきたようです。
日本人にとっては生活必需品ですから、リクエストが多かったのでしょうね。