恥ずかしい
西欧の 「罪の文化」 に対し、日本は 「恥の文化 (shame culture)」 だとか。
(ルース・ベネディクト 『菊と刀』 より)
西欧人が、常に神の視線を意識するのに対し、日本人が意識するのは他人の視線・・・
世間体を気にする反面、「旅の恥はかき捨て」 という言葉があるように、赤の他人の
視線は、全く気にしない人も多いようです。
電車の中で、平気でお化粧する女の子も増えています。
う〜ん・・・これはやはり、感じの良いものではありませんね。
◆ shy 「恥ずかしがりやの」
これは皆さんよくご存知の単語ですね。「人見知りする」 「内気な」 など、色々な
訳語が当てはまります。
他にも、bashful 「はにかみやの」 も覚えておくとよいですね。
"Taeko is a very quiet, shy girl."
妙子は、とても静かで恥ずかしがりやの女の子だ。
「写真嫌い」 の人のことは camera-shy と言います。
◆ blush 「恥ずかしさのために赤面する」
今でも、ポッと頬を赤らめるような純情な人はいるのでしょうか。
brush (ブラシ) との発音の違いに気をつけてくださいね。
"You are blushing. What happened?"
お顔が真っ赤よ。何があったの?
◆ How embarrassing! 「何て恥ずかしいの!」 「みっともない!」
間が悪く、バツの悪い思いをした時にはこのひとこと。
自分にも他人に対しても使えます。
"Oh, no! I have some chocolate on my cheek. How embarrassing!"
うわ〜!ほっぺたにチョコがついてる。恥ずかしい!
◆ Shame on you! 「恥を知れ!」 「みっともないぞ!」
セクハラ親父などには、ピシャリとこのひとことを・・・
他に、"You should be ashamed of yourself." も、同じような場面で使えます。
◆ I'm ashamed to say so, but 〜 「お恥ずかしいお話なのですが・・・」
この後に、"I cheated on the exam."
「カンニングをしてしまいました。」 などを続けます。
"I hate to tell you this, but 〜" でしたら、相手がバツの悪い思いをしそうな
場面に使えます。
◆ egg on one's face 「面目まるつぶれ」
顔に卵を投げつけられてしまった様子が、元となったイディオムです。
愚かな行為や発言によって、面目を失い、恥をかくことです。
"Zack had egg on his face when his bribery case came to light.
賄賂事件が明るみに出た時、ザックは面目を失った。