やんわりとお誘いを断る
パーティーなどのお誘いを受けた時、相手の気持ちを傷つけないよう、また良い関係に
ひびを入れないよう、断り方に苦労することがありますね。
日本語でも難しいので、英語ではなおさらです。失礼に聞こえない断り方を覚えましょう。
◆ I wish I could. 「残念ですけど」
学校でも習った、「現在の事実に反する願望」 の表し方。
"I wish S(主語)+過去形" の形を思い出してください。
「〜 できれば良いのですが・・・ (実際にはできない)」 という気持ちを表現します。
こう言えば、あまりごたごた詳しい説明はしなくても、事情を察してもらえるでしょう。
でも、さらっと理由を伝えるのが礼儀です。
◆ Count me out. / I'd better pass. 「私はパスね」
親しい友人同士で使えるのがこれ。
合コン、飲み会など、仲間内の集まりに誘われたけれど、あまり気乗りがしなかったり、
すでに他の予定が入っている時、使える表現です。
初めのは、私をカウントに入れないでね、という意味です。
had better 〜 は、「〜した方が良い」
これを、文例のように自分に関して使うのは問題ないです。
ただし学校で教わったように、"You'd better 〜" を 「あなたは〜した方が良い」
の意味で使うと、時には偉そうに聞こえてしまうので注意が必要です。
先生や会社の上司など、目上の人に向かって言うのはNG。
うるさい子供を叱る時などには、下のように言えます。
"You'd better shut up right now!" 「今すぐお黙り!」
お子さんを黙らせたい時、今日から英語で叱ってみましょう!
びっくりして、静かになるかも・・・?
◆ Can you give me a rain check? 「また誘ってくださる?」
rain check は元々野球など屋外スポーツの試合が、雨で中止になった時の
「雨天引換券」 のこと。これがあれば、次の試合には無料で入場できます。
「今回は都合で行けないけれど、また誘っていただければ、次の機会には喜んで参加
しますので」 という気持ちを込めた断り方です。
"I'll take a rain check." とも言います。
◆ I'll think about it. 「考えておきます。」
「前向きに検討します。」 と言いながら実行しないのは、よくある話。
(特に政治家の好きなセリフですね。)
ですから、誘った相手に 「考えておきます。」 と言われても、あまり期待しない方が
よいでしょう。
"Maybe another time." 「またいつかね。」 も、当てにならない答の1つです。
◆ I'll have to beg off. 「申し訳ありません (が遠慮します)。」
beg off は 「約束などを言い訳して断る」 こと。
「残念なのですが、お断りしなくてはなりません。」 という気持ちが表れます。
口答でのお誘いを断る時には、このように言えば、十分丁寧に聞こえます。どうして
都合がつかないのか、簡潔に理由も伝えた方が良いでしょう。