英語の比喩
英語の比喩には、日本人の感覚とちょっと違うおもしろいものがあります。
〜のように…だ、という下の表現、( ) の中に入るのは、どんな語かおわかりですか。
◇ cool as a ( ) 「〜のように冷静沈着だ」
◇ busy as a ( ) 「〜のように大忙しだ」
◇ sell like ( ) 「〜のように飛ぶように売れる」
正解は下をご覧ください。
◇ cool as a cucumber (きゅうりのように) 冷静沈着だ
ナスでもトマトでも良さそうに思いますが、きゅうりに例えるのが定番です。
cool like a cucumber と言うこともあります。
きゅうりを英語にすると 「キューカンバー」 ・・・何だか似ています。
"Cool." は口語で、「かっこいい!」 や 「オーケー。」 を意味することもあります。
◇ busy as a bee (蜜蜂のように)大忙しだ
bee の代わりに beaver でも正解です。
b が韻を踏んでいて、言いやすいのでしょうね。
せっせと蜜を集める蜂も、歯で木を倒してダム作りに励むビーバーも、
いかにも働き者という感じがします。
◇ sell like hot cakes (ホットケーキのように) 飛ぶように売れる
1600年代の末、お祭りなどで一番勢い良く売れていたのが、ホットケーキだったことが
由来です。
日本でしたら、焼きそばとか焼き鳥でしょうか・・・
ホットケーキは形が円盤形なので、確かにフリスビーのように飛んでいきそうですね。