酉・鳥・鶏
2005年の干支、「酉」 にちなんで、鳥に関したことわざとイディオムをご紹介します。
◆ Don't count your chickens before they hatch. [they are hatched.]
「捕らぬ狸の皮算用」
hatch は、ひなや幼虫が卵からかえることです。
日本のタヌキは、海を渡ると突然鶏に変身し、「ヒヨコがかえらないうちに、その数を数えるな」
と変わります。同じ概念を、違う動物で表すところがおもしろいですね。
[ ] 内のように受身の形で表すこともあります。
◆ rule the roost 「家庭を牛耳る」
rule は 「仕切る」 こと。 roost には 「鳥の止まり木」 「鳥のねぐら」 の意味があり、
転じて 「自分の家」 のことも指します。
あなたの家で、実権を握っているのは、どなたでしょう。
日本では、一見お父さんが仕切っているようで、陰の実力者はお母さん、という家庭が
多いのでは?
◆ chicken out 「おじけづく」 「しりごみする」 「ビビる」
chicken には 「弱虫」 「臆病者」 の意味があります。動詞として上のようにもよく使います。
酉年生まれの私としては、「鶏」 にこんな意味があるのは、嘆かわしいです。
チキンを食べるのは好きですけどね。