不器用な人
Do It Yourself の精神で、何でも自分たちで作り、壊れたものも何とか直そうとするのが
アメリカ人。家まで建ててしまうのですから、すごいですね〜
けれども反面、日本人よりずっと大ざっぱなところもあるようです。
例えば、傘のたたみ方・・・元々ついている折り目なんて気にせず、ぐちゃぐちゃなまま
たたんでいる人が多いです。
細かいことを気にしない大らかな性格のか、それとも単に不器用なのか!?
それではまず、不器用さを表す単語からご紹介します。
◆ awkward 「(動作などが) ぶざまな」 「へたくそな」
他にも 「気まずい」 「扱いにくい」 「やっかいな」といった意味があります。
"She was complaining about how awkward her granddaughter was with
chopsticks."
彼女は、孫娘の箸の扱いがどんなにへたくそかについてぼやいていた。
◆ clumsy 「不器用な」 「ぎこちない」
「クラムズィー」 と読みます。
awkward に似ていますが、「気のきかない」 「できの悪い」 といった意味も持つ
語ですので、さらに、相手をけなした感じがすることがあります。
◆ uncoordinated 「動きがぎくしゃくした」
coordinate (調整する) がうまくできない、つまり身体の動きがぎこちないことを
指します。 「運動オンチ」 な人にもあてはまる言い方です。
◆ klutz 「どじで不器用な人」
「クラッツ」 はアメリカのスラングでよくへまをやらかす人、うすのろな奴という
ニュアンスです。 形容詞は klutzy となります。
◆ butterfingers 「よく物を落とす人」
確かにバターでべたべたの指は、すべりやすいかも・・・
野球やクリケットで、ボールをよく落とす人を指すこともあります。
お次は、ちょっとおもしろいイディオムです。
◆ all thumbs 「不器用な」
不器用であることを、「指が全部親指だ」 と表現するのは、日本語にはない発想
ですね。
親指は、他の指の動きを補助する大切な役割を持っていますが、これだけでは、
繊細な動作はむずかしいでしょう。
特に手先を使った細かな作業が下手なことを表します。
若い人が携帯メールを打つ時の、器用な親指を見ていると、このフレーズは
あてはまらない気がしますが・・・
◆ have two left feet 「ぎくしゃく歩く [踊る]」
左足が2本だと、一体どういうことになるのでしょう。
普通に歩くのもむずかしいでしょうから、つまずいたりころんだり大変ですね。
また、特にダンスが下手であることを表します。