どうしてる?
お付き合いの基本は、やはりなんと言っても、気持ちの良い挨拶ですね。
"Hello!" や "Hi!" の後には、どのような言葉をかければよいでしょう。
また、それに対する答は、いくつご存知ですか?
皆さんが、学校で初めて英語の授業を受けた時、
こんなやり取りを、きっと何度も練習させられたことでしょう。
"How are you?"
"I'm fine, thank you. And you?"
"Fine, thank you."
・・・これ、教科書に載っている定番でしたね。
けれども実際には、親しい人の間で、このように杓子定規な会話が交わされることは、
ほとんどありません。
今回は、親しい人同士での 「どうしてる?」 「何してるの?」 といった挨拶と、
それに対する答のバリエーションをご紹介します。
◆ How are you doing? 「どうしてる?」
学校で習った "How are you?" より、こちらを耳にすることの方が多いくらいです。
"How have you been?" または、"How have you been doing?" は、
久しぶりに会った時に使われます。。
現在完了形で 「その後どうしてた?」 というニュアンスを表すことができます。。
◆ How's everything? 「すべて順調かい?」
これも、大変よく使われるフレーズです。
◆ How's it going? 「調子はどう?」
"How's everything going?" "How are things going?" でもOK。
◆ How's life? 「いかがですか?」
"How's life [the world] treating you?" と言うこともあります。
◆ How's business? 「景気はどうですか?」
関西の 「もうかりまっか?」 のようなニュアンスですね。
仕事や景気の状況を、さらりと聞いています。
◆ What's new? 「何か変わったことある?」
簡単な近況報告ができる方は、どうぞ頑張って。
特に具体的に答えなくても、失礼ではありません。
◆ What's up? 「どう?最近何してる?」
こう聞かれた時、意味がわからずに上を向いてしまう日本人がいるとか・・・?
◆ What have you been up to? 「最近何してるの?」
「何か企んでることある?」 と、親しい人に聞く表現です。
◆ Are you keeping busy? 「忙しくしているの?」
これなども、生き生きした会話の中で耳にします。
How から始まる質問への返答例です。その時の気分でご自由にお選びください。
◆ Just fine. 「順調さ。」
◆ Couldn't be better. 「すばらしいよ。」
◆ Good. 「いいよ。」
◆ Pretty good. 「好調だね。」
◆ Not bad. 「結構いいいよ。」
(注:文字通りの 「悪くはない」 より、肯定的な意味合いのことが多いです。
Not bad at all. でしたら、「すごくいいよ。」 というニュアンスです。)
◆ Can't complain. 「こんなものだね。」
◆ I'm OK. 「大丈夫ですよ。」
◆ So-so. 「まあまあってとこかな。」
◆ About the same. 「相変わらずだね。」
◆ Still hanging in there. 「何とかやってるよ。」
◆ Not so good. 「あまり良くないね。」
◆ Bad. 「ひどいね。」
◆ Terrible. 「最悪。」
ビジネス上のお付き合いなどでは、実際には調子が悪くても、にっこり笑って・・・
となるでしょうが、親しい間柄でしたら、正直に言ってOKです。
相手は、"What's wrong?" と突っ込んでくるでしょうけど。
What から始まる質問には、具体的に色々話しても結構ですし、特になければ、
以下のようにどうぞ。
◆ Nothing new. 「別に変わったことはないね。」
◆ Nothing special. 「特になし。」