我慢
日本人は、比較的我慢強い国民ですが、この頃はキレやすい人が増えていますね。
食べ物が原因という説もあります。あなたは我慢強い方でしょうか。
◆ put up with 〜 「〜を我慢する」
口語では endure (耐える) より、頻繁に使います。
“おしん” のように、文句も言わずにじっと我慢の子です。
"How can you put up with that self-centered mother-in-law?"
あの自己チュウのお姑さんによく我慢しているね。
◆ I can't stand [take, bear] it any more! 「もう耐えられない!」
「もういやだ!」 とキレそうな時の表現はこれ!
重圧や苦しみに耐えてきたのが、もうこれ以上は無理という状況で使います。
ガキ共・・・いえ、お子様たちがやたらと騒いでいる時。
自分のおバカな不始末の尻拭いを、上司が何度も押し付けてくる時。
半日かかってやっと書き上げた文書が、パソコンの突然のフリーズで、すべて消えて
しまった時・・・ (T△T) などに上のセリフをどうぞ。
◆ Be patient. 「我慢してください。」
patient は名詞では「患者」ですね。
ひたすら耐えるのが、患者の運命なのでしょうか。。。
順番を待っていられない子供などには、下のようにも言えます。
"Don't be such a baby."
赤ちゃんみたいにふるまわないで。
◆ the last straw 「我慢の限界」
"straw that broke the camel's back"
「ラクダの背中を折ってしまった最後のわら」の略。
"the last feather that breaks the horse's back" という元々のフレーズが、
このように変わったと言われています。
重い荷物を背負ったラクダの背骨が、わらを1本だけ余計に乗せたところで、ついに
折れてしまう・・・
つまり人間が抱えている色々なトラブルにも、我慢の限界があり、それをほんの
ちょっと超えただけで、堪忍袋の緒が切れてしまうというわけ。
最近頻繁に起こる子供の自殺も、必死でいじめに耐えてきたのが、何かのきっかけで
我慢の限界を超えてしまったのでしょうね。。。
◆ run out of patience 「我慢の限界に達する」
run out of 〜 は、「〜を使い果たす」 「〜を切らす」 と言いたい時の、お役立ち
フレーズ。
"My patience is running out."
もう我慢の限界だ。
"I've lost my patience with him."
もう彼には我慢できない。
・・・といった使い方もあります。
◆ You are trying [testing] my patience. 「私を怒らせようとしているのですね。」
例えば誰かと待ち合わせた時、5分や10分の遅れは許せるとして、30分を超えたりしたら
「どの位辛抱できるか、私の忍耐力を試しているわけ?」 と、皮肉の1つも言いたく
なりますよね。そんな時は、このセリフです。