おせっかい
こんな人たち、あなたの周りにもきっといるでしょう。
単に迷惑なだけの場合も多いですが、心配してくれているからこそ色々と口をはさんで
くるのかもしれません。
こうして、「おせっかい」 に関する表現を並べてみると、国によって例え方が違うのが
おもしろいですね。
◆ butt in 「人のことや話にくちばしを入れる」 「出しゃばる」
人の都合などお構いなしに、会話などにずけずけと入り込んだり、
関係ないことにまで口出しするような場合に使います。
"Sorry to butt in, but I'm afraid you got it all wrong."
口をはさんで申し訳ないですが、あなたは誤解しているようです。
◆ poke one's nose in [into] 〜 「〜に首を突っ込む」 「口を出す」
poke は 「突っ込む」 という意味です。
彼らが突っ込みたがるのが 「鼻」 であるのは、日本人より高いからでしょうか。
詮索好きな人のことを nosy で表します。
◆ meddle 「おせっかいを焼く」 「ちょっかいを出す」
「〜に関して」 を表すには、前置詞の in や with を用います。
"Don't meddle in someone's private affairs."
他人のプライバシーにちょっかいを出すな。
meddlesome 「おせっかいな」 という形容詞もあります。
【ちょこっとコーヒーブレイク】
私は、70年代にプログレッシブ・ロックにハマっていました。
我が家の子供たちも、なぜかこのジャンルが大好きです♪
プログレの大御所、ピンク・フロイド のアルバム 『おせっかい』 の原題も
"Meddle" でした!
最後の 「エコーズ」 は、聴いていると妄想の膨らむ曲です。。。
◆ busybody 「世話好きな人」 「出しゃばり」
「忙しい人」 ・・・といっても、自分の用事で忙しいというより
他人のプライバシーにものすごく関心があり、何かと干渉したがる人のことを
指します。
"Could you stop being busybody?"
放っておいてくれない?
◆ backseat driver 「あれこれ口をはさむ人」 「おせっかい焼き」
後部座席に座って、運転手にああでもない、こうでもないと偉そうに指示する人
というのが、元の意味です。
アメリカの口語ですが、おもしろい表現ですね。
◆ None of your business! 「あなたには関係ありません!」
あまりにも、おせっかいを焼きすぎると、ピシャリとこのように言われてしまうかも
しれません。
ここでの business は 「考えるべき問題 」 といった意味です。