そっくり
先日、学生時代の友人と会う機会がありました。
彼女は若かりし頃、十朱幸代にそっくり、とよく言われたものです。
ところが最近は、何と関根勤に似ていると言われるとか・・・
数十年の間に、十朱幸代から関根勤への変身を遂げた友人の身に、一体何が!?
さて、英語で 「〜にそっくり」 と言いたい時は、どのように表せばよいでしょう。
◆ take after 〜 「〜にそっくりだ」
resemble と同じ意味の慣用句です。
look after と間違えてしまう方が多いので、ご注意を!
それですと 「〜の世話をする」 という意味になってしまいます。
◆ look (just / exactly) like 〜 「(まさしく) 〜にそっくりだ」
簡単で一般的。よく使われる言い方です。
"One of my nieces looks just like Grandma."
私の姪の1人は、おばあちゃんにそっくりだ。
◆ chip off the old block 「外見や仕草が親にそっくりの子供」
「古い木 (または石) の塊から取ったかけら」 という意味で、
大昔から使われている表現です。
「親」 を 「元の木や石」、「子供」 を 「かけら」 に例えています。
かけらだって、色や性質などが元の塊と同じなのは当たり前ですね。
◆ dead ringer for 〜 「〜に生き写しだ」
dead は ringer (非常によく似ている人) を強調しているだけですので、
省略する場合もあります。
日本語では 「生き写し」 と言うのに、「死」 という単語を使うとは、何だか
おもしろいですね。
"My boyfriend is a dead ringer for Kwon Sangwoo."
私の彼氏、グォン・サンウに生き写しなの。
◆ could pass for 〜 「〜でも通るくらいだ」
can の過去形 could を使うことで、「〜しようと思えばできる」
というニュアンスが表されています。
"You could pass for Tsutomu Sekine."
君は関根勤と言っても通るくらいだ。
・・・のような使い方の他、
"You could pass for a teenager."
あなたはティーンエージャーと言っても通用するわ。
(そのくらい若く見える)
・・・なども、覚えておくとあなたの株が上がるかも!?
◆ spitting image 「瓜二つ」
直訳すると「吐き出したイメージ」。
元は spirit だったのが段々変化したようです。
"Your son is the spitting image of you."
あなたの息子さん、あなたにそっくりですね。