驚く
「驚く」 といえば、be surprised at 〜 が頭に浮かびますが、それだけではありません。
ネイティブは、びっくりする時に、他にこんな言い方をします。
たいてい 「〜に驚かされる」 と受身で言うのが、おもしろいですね。
「驚かす」 原因が外にあるからこそ、びっくりするわけですから・・・ "I'm surprising." とは
言わないので、注意しましょう。
◆ What a surprise! 「これは驚きだ!」
感嘆文で、簡単に、カンタンタンっと。
突然、親しい友人が訪ねてきてくれた時は、下のように・・・
"What a great surprise!"
何てすばらしい不意打ち訪問なんだ!
surprise には、「思いがけない贈り物」 という意味もあります。
"I have a little surprise for you."
君をちょこっと驚かすものがあるんだ。(ここで、ダイヤの指輪が出てきたりして・・・)
◆ be amazed / be astonished 「仰天する」
普通はあり得ないことが起こって驚く、というニュアンス。
be surprise より、驚きの度合いが強い時の言い方です。
"I was really amazed when Shinichi and Masako got divorced."
進一と昌子が離婚するなんて、本当に驚いた。(ちょい古め ^^;)
amaze は、他にこんな使い方も・・・
"That's amazing." (それは驚きだ。)
"You are amazing." (あなたって大したものだわ。)
◆ be shocked / be astounded / be stunned 「びっくり仰天する」 「肝をつぶす」
上より、さらにびっくり度が高い時に使います。驚きのあまり、しばらく立ち直れないような
状況の時にも・・・
stun は、電圧によるショックで相手の動きを封じ込める、「スタンガン」 でおなじみの
単語ですね。
"I was stunned by the news of my friend's sudden death."
私は友の急死の知らせに大きなショックを受けた。
◆ blow someone away 「ぶったまげる」 \(°o°;)/
すごい才能や技術に対し、魂をさらっていかれるくらいの感動を覚えた時に使います。
「…が〜をびっくりさせる」の形ですが、自然な訳にするには、「〜は、ものすごく驚いた」
の方がわかりやすいですね。
"Keiko's English speech was unbelievably good. It blew everyone away."
景子の英語のスピーチは、信じられないほど上手だったわ。
みんなものすごくびっくりして感動していたわ。
◆ I'll be damned. 「そいつは驚いた。」
男性が親しい人に向かってよく使いますが、フォーマルな場面では、言ってはいけません。
damn は汚い言葉とされています。 "Damn it!" だと、「畜生!」
damn は元々、「地獄に落とす」 「呪う」 という意味なのですが、受身の形で
「そりゃびっくりだ。」 になります。