よろしくお願いします
日本語では普段何気なく使っているのに、英語ではどう言えばよいのか迷ってしまう
フレーズが、色々ありますね。
それらをシチュエーション別にご紹介します。まずは、「よろしくお願いします。」 から。
日本語と英語の文化背景の違いを考えながら、お楽しみください。
「よろしくお願いします。」 を直訳しようとして、
"Please be nice to me." "Please take care of me." なんて言うと
いい大人が何を言ってるの???という顔をされてしまうでしょう。
日本語の 「よろしくお願いします。」 には、相手を自分より少し上に置いて、
これからの関係を続けることを乞うような感覚があります。
けれども、英語にはそのような発想があまりないことにもご注意ください。
◆ 相手と初めて会った時
"Nice to meet you."
はじめまして。
相手の立場や年齢にかかわらず、シンプルにこう言って握手すれば、大抵OKです。
◆ 続けて連絡を取り合いたい相手に
"Let's keep in touch."
今後ともどうぞよろしく。(これからも連絡を取り合いましょう。)
"Keep in touch." と簡単に言うこともあります。
「じゃあね。」 「またね。」 のような感覚で使います。
夫と初めて知り合った頃は、私の英語力なんてお恥ずかしいものでした。
手紙の最後にこう書いてあるのを見て、「いつでも触れるほど、そばにいて欲しい。」 と
勘違い。
キャ〜!アメリカ人って大胆。。。 (*^0^;) と1人で頬を赤らめました。
◆ 仕事関係で知り合った人に対して
"I'm looking forward to working with you."
あなたと共にお仕事するのを楽しみにしています。
"I hope the business will go well for both of us."
私達双方にとってビジネスがうまくいくと良いですね。
◆ 後はお任せします、と言いたい時
"I'll leave the rest up to you."
後は、あなたにお任せします。
"Please take care of the rest."
後のことは、よろしくお願いします。
◆ 何かを教えてくださる先生に対して
"I hope you enjoy teaching me English."
先生も英語のご指導を楽しんでくださいますように。
"I hope you don't find me to be a difficult student."
良い生徒でありたいと願っていますのでよろしくお願いします。
◆ その他
もう1つ、とても簡単なのですが
"Thank you." で 「よろしくお願いします。」 というニュアンスを表す時があります。
協力してくれることを期待して、事前に 「ありがとう」 と感謝してしまうのです。
良い例の1つが、こちらです。
"Thank you for not smoking."
タバコはご遠慮くださいますようお願いいたします。
個人の家にも、このように書かれたサインが貼ってあることがありますので、
愛煙家の方はご注意ください。